- 紹介するE6150TCは第2種型式認証を取得済み
- イームズ社の曽谷英司代表が出演
- 東京都との3か年実証が進行中
エアモビリティに関わる人々へのインタビューを通して、エアモビリティの未来を見通す動画「FLIGHTING KEYNOTE」。
FLIGHTING KEYNOTE第9回、第10回はイームズロボティクスが開発した第2種型式認証機体の「イームズ式E6150TC」に迫る。これまでに5種類がラインナップされた第2種型式認証機体のうち、もっとも多くの特定飛行に対応している機体だ。
当初から物流機として開発が進められたが、イームズ社としても初めてとなる型式認証の取得。一筋縄ではいかなかったようだ。開発の模様をイームズ社代表の曽谷英司さんに大いに語ってもらった。
Vimeoオンデマンドでは購入前はティザー動画のみ再生される。購入後に本編の視聴が可能だ。視聴料は500円。
読めばティザー動画の中身がわかる!
「FLIGTHING KEYNOTE #009 第2種型式認証機体の真打ちE6150TCに迫る」
目視外飛行をやる物流機をコンセプトに開発
NICHIKA:FLIGHTING KEYNOTE第7回、第8回ではDJI FlyCart30の紹介をしていました。でも、これからお話をしていただくE6150TCは、FlyCart30とは異なり、第2種型式認証を取得しています。そこが一番すごいと思っています。E6150TCはどんなコンセプトで開発された?
曽谷:「目視外飛行をやる物流機」という前提で進めています。佐川さんと長年実証を続けてきた機体をベースに行っていますので、先端的な技術などは、じつはあんまり入っていないんですね。どちらかというと「枯れた技術」です。長年飛ばしてきた機体をベースにしているので、まずはとにかく第2種型式認証を取って、レベル3飛行を早くできる形にしようというコンセプトで開発は進めています。
東京都と3か年の実証を進行中
曽谷:弊社の注力分野としては物流分野です。まだまだ実証段階ではありますが、佐川急便とは5年一緒に事業を取り組んでいて、社会実装に向けて進めています。2024年度に社会実装テストをするのが目標です。
曽谷:東京都とは3か年の物流実証をしています。2022年からスタートして2024年度が最終年度です。2022年度はレベル2・レベル3飛行で1か月間、毎日飛ばす実証を行いました。2023年度は第2種型式認証の機体で、レベル3飛行で1か月、毎日飛ばす実証を進めます。そして2024年度は、第1種型式認証の機体の開発を進めて、レベル4飛行で1か月、毎日飛ばす実証を進めていく、という形ですね。