DRONE NEWS

2024.04.22

取得したのはどちらの無人航空機操縦士?富山県警のドローンパイロット

富山県警では2024年4月からドローンパトロール隊を編成。隊員は国家資格を取得しているが、一等二等どちらなのか。取材で明らかになった。

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  • ドローンパトロール隊では3機を導入
  • 想像以上に飛行機会が多い
  • 航空法の規制に対する対応は?

(取材:水野二千翔〈エアリアル・ウェイライター〉)


ドローンを防犯分野に活用する動きが活発になっている。警視庁では2024年2月に東京都台東区の浅草寺で行われた節分会で、雑踏警備に初めてドローンを利用。ドローンを地上に係留し、10m程度上空から敷地内を撮影して、警備に役立てた。この警備で使用されたドローンは配信されている映像などから、プロペラガードを付け、4枚のプロペラを備えたマルチロータータイプであることが確認できる。


ドローンの導入は富山県警でも行われており、2024年4月には機動警ら隊にドローンパトロール隊が発足。ドローンは3機が導入され、ドローンパトロール隊が乗車するパトカーに搭載されている。


機体の種類が気になるが、話を聞いた富山県警地域企画課機動警ら隊の藤田諭次席は保安上の理由から明かせないとした。3機が同じ種類かも判明しなかったが、国産、あるいは欧米製のセキュアな機体が選定されていることは明らかだろう。


さて、発足から半月が経過したドローンパトロール隊に、ドローンを実際に飛行させる機会はどれほどあったのだろうか。多くないことにこしたことはないが、回数があれば、それだけドローンによる防犯や警備の需要があることも見えてくる。

ドローンパトロール隊の発足式での様子(写真提供:富山県警)


(以下では出動実績やどのように活用されているか、取得した技能証明、法規制への対処について紹介します)

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