- 北海道では地域の様々な課題解決のためドローンの社会実装を進める実証事業を実施
- マルチユース実証事業では「農業×融雪」「林業×除雪」などを検証
- 観光分野での活用実証事業ではスキー追従撮影を実施
北海道では地域の様々な課題の解決に繋がるよう、幅広い分野でドローンの社会実装を進めるため継続的に実証事業を行っている。このたび、2023年度に実施した実証の成果をハンドブックとしてとりまとめ、その内容を紹介する動画とともにHPで公開した。
1.ドローンのマルチユース実証事業
○ 事業概要
ドローンを持続的に活用していくには維持管理コストや採算性が課題となっており、例えば
1.冬の間使っていない農業用ドローンを雪下ろしに活用する
2.インフラ点検で使っているドローンを災害時に被災状況の確認に活用する
といった複数の用途で活用する「ドローンのマルチユース」により、費用対効果や採算性の向上などが期待される。その「マルチユース」について、複数の実装モデルを検討・実証し、社会実装のアウトラインを公表した。
○ 検証したユースケース
1.林業×除雪
2.農業×融雪
3.塗装×除雪
4.物流×フレンチ
5.農業×外壁線上
6.橋梁点検×法面計測
7.密漁監視×漁業
8.ヒグマ対策×遭難救助
9.防犯×観光
10.精密農業×不法投棄
11.測量×風力点検
12.空撮×災害対策
2.観光分野におけるドローン活用実証事業
○ 事業概要
観光分野でのドローンの活用は、空撮画像をPR用途に使うような、一次的な利用にとどまっている。アクティビティやアトラクションとしてのドローンの活用は地域の観光振興や魅力発信・活性化の糸口となり得る。そこで、ドローンを活用した新たな観光コンテンツについて検討・企画立案し、実現可能性を整理して、観光分野におけるドローンの社会実装を促進することとした。
○ 検証したユースケース
1.アウトドア活動の追従撮影
2.クルーズ船の撮影サービス
3.ドローンによるマラソン応援
4.教育旅行等でのドローン体験
6.バーチャルトラベル
5.キャンプ場での運搬サービス
7.ドローン資格取得合宿
8.ドローンサッカー
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