大型ドローンを使った物資運搬(林業/土木工事における資材運搬等)事業を展開するロジクトロンは、2024年5月より「大型運搬ドローン運用講座」を開講する。
大型ドローン運用ノウハウを共有・サポート
2024年1月にDJI社より発表されたDJI FlyCart30が、いよいよエンドユーザーに届きはじめた。ドローン物流・ドローン運搬事業への新規参入事業者や、林業・土木工事関連事業者では、大型機を自社で運用する機会が増加している。
そこでロジクトロンでは、新規に大型ドローンを導入(検討含む)する事業者・個人を対象に、大型運搬ドローン運用講座を開講する。講座は座学・実地の2部構成となっており、座学のみの受講も可能だ。
なお、実地講習は機体の持ち込みを前提に実施する。機体の導入は検討段階だが、実地講習を受講を希望する事業者・個人は個別に相談を受け付けるとのこと。
講座の対象者について
- 林業/土木事業者で自社案件用に運搬ドローン導入(または検討)している方
- FlyCart30を購入し、操縦ライセンスは取得したが、運用に不安がある方
- 大型機体を活用した運搬事業を検討中の方危険物運搬や物件投下、曳航・牽引など、特殊な運搬の許可承認取得を考えている方
- 自治体の職員の方(機体導入なしの運用/コンプライアンス講座)
カリキュラム概要
大型運搬ドローンの運用事例紹介
- 資材運搬
- ホバリングピックアップ運搬
- パイロットロープ延線
- 物件投下
- 危険物運搬
飛行・運用編
- 大型吊り下げ貨物特有の揺れ方(ハンチング現象/振り子現象)と対策
- 液体輸送について
- 吊り下げ用ワイヤーの長さについて
- バッテリーローテーションの考え方と実際の運用
- 低温環境/高温環境での運用
- 無線/発電機の運用
- 危険予知/ヒヤリハット実例と対策
- 見積書作成(項目解説/実例紹介)
- 距離/高低差/重量によるフライト回数・フライト時間を考慮した人工計算の考え方
- 飛行ルートの設定
- 飛行手順書の作成
- 現地下見の実際
- 荷の梱包の仕方/クライアントへの説明
- 荷崩れ・落下事故を起こした際の責任の所在は?事前の対策/ルール作り
- 賠償保険/動産保険
- 人口集中地区での運用
- 全国包括危険物運搬の許可承認取得について
装備編
ロジクトロンで使用しているツールを紹介(価格/使用方法/使用頻度)
- 発電機
- 各種吊り具
- 個人装備(安全装備)
- 無線装備
- スペクトラムアナライザー
- モバイルバッテリー
- Starlink
- その他(標識/背負子/吹き流し(風速計)/温度計/方位磁石/双眼鏡/距離計/重量計等)
実地講習
林道や見通しの効かない山間部が配置された、立体的なフィールドで一連の運用訓練を行う。
※メーカー指定の機体の操縦訓練が終わった人が対象
その他特典
- 危険物運搬許可承認取得サポート(別途料金)
- ロープや危険物運搬用資材のレンタル(資材運用状況により別料金)
- 事故発生時の代替請負等のアライアンス構築
※その他機体運用サポートメニューも用意
実施場所
座学:東京都内
実地:東京都多摩地区(日程により変更する場合あり)
出張講座もある。ただし遠方の場合は別途出張費が発生する場合あり。
費用/実施日程
座学/実地(2日間):55万円(3名まで)追加1名毎に+55,000円
座学のみ(1日間):33万円(3名まで)追加1名毎に+27,500円
実施日程は適宜調整します。
講習はお申し込みされた1事業者毎、「平日」に実施します。
※土日祝日の実施を希望される場合はご相談ください。
※表示価格は税込価格
【本件に関するお問い合わせ/各種ご相談・ご依頼】
株式会社ロジクトロン 担当:野間
tel:03-6876-7795 mail:drone@logictron.jp
■株式会社ロジクトロンについて
代表取締役 野間智行の経歴
2001年に株式会社アイノグラフィックスにデザイナーとして入社、営業職を経て2007年、支社立ち上げの為、上海市に赴任(上海オフィス代表)。帰国後Web制作会社のディレクション業務等を経て独立、2018年に個人事業を法人化し株式会社ロジクトロンを設立。
2023年に一等無人航空機操縦士技能証明を取得
ロジクトロンの取り組み
「人口減少社会をテクノロジーで乗り越える」ことを目指し、2022年に大型運搬用ドローン(XYZ55)を導入し、林業や中山間エリアでの建設業、電設業のお客様に人肩運搬に代わるドローン運搬サービスを展開。ドローンの使用のみに拘らず、課題の解決を最優先したサービス提供を心がける。
創業 2018年4月
代表者 代表取締役 野間 智行
事業内容 大型ドローンによる資材運搬/架線工事サポート/DIPSコンサルティング