DRONE NEWS

2024.05.24

テラドローン子会社UniflyがFAAのドローン安全基準プロジェクトに参画

Terra Drone(テラドローン)子会社のUnifly NV(ユニフライ)が、アメリカ連邦航空局(FAA)主導の小型無人航空機システム運用プロジェクトに参画する。

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  • アライアンス「ASSURE(the Alliance for System Safety of UAS)」の一環
  • ミシシッピ州立大学、カンザス大学、ノースダコタ大学など複数の大学も参画
  • 業界で定められている有人航空機との飛行間隔の基準など安全なドローン飛行に必要とされる要件を検証

Terra Droneは子会社でベルギーに拠点を置く運航管理システム(UTM)プロバイダーのUnifly NV(ユニフライ)が、アメリカ連邦航空局(FAA)が主導するドローンなどの小型無人航空機システム運用プロジェクト(本プロジェクト)に参画すると発表した。

本プロジェクトは、FAAを中心としたアメリカの領空におけるドローン運航の統合を研究する、世界29の研究機関と100以上の産業界および政府パートナーで構成されたアライアンス「ASSURE(the Alliance for System Safety of UAS)」の一環。総額約9,000万ドル(約140億円)の資金をかける。無人航空機システムの研究拠点(UAS COE)およびミシシッピ州立大学、カンザス大学、ノースダコタ大学、ウィチタ州立大学などの複数大学と共同で実施する。


航空機との衝突を回避するなどドローンを安全に運用するために、現在業界で定められている有人航空機との飛行間隔の基準をはじめ安全なドローン飛行に必要とされる要件を検証する。航空機の飛行を妨げることなく安全に空域統合の実現を目指す。


プロジェクトにおけるユニフライの役割


本プロジェクトでは、ドローン同士やドローンと有人航空機が遭遇するパターンを想定して、安全な飛行に重要な間隔などの基準に関する飛行試験が実施される。飛行試験では、飛行計画をはじめ、リアルタイムの適合性の監視やアラートのためにユニフライのUTMプラットフォームが使用される。ユニフライのUTMが持つAPI機能を通じて、飛行計画や追跡データ、分離しきい値などが複数の関係者間で共有される予定だ。


ユニフライ CEO アンドレス・ヴァン・サルム氏コメント


この極めて重要なプロジェクトでASSUREと提携することを大変光栄に思っています。安全性と最先端技術へのコミットメントは、当社としてとても重要だと考えています。これまでに培った専門知識と先駆的な当社のUTMプラットフォームを活用して、この取り組みと自律飛行の実現に貢献したいと考えています。

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