DRONE NEWS

2024.04.03

HOVERAir X1 Smartの飛行禁止法に気をつけて!

HOVERAir X1 Smartは販売額が1.6億円を突破した大ヒットドローン。だが「どこなら飛ばせるか」をチェックしなければならない。その調べ方を公開!

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  • Makuakeでは歴代20位の1億6000万円を売り上げる
  • 「免許不要」と謳うが、そもそもドローンに免許は存在しない
  • どんな法律に気をつければいいのか

「HOVERAir X1 Smart」の快進撃が止まらない。


HOVERAir X1 Smartは欧米で人気を得た空撮に特化したAIドローン「HOVERAir X1」の日本国内モデルだ。2023年発売のHOVERAir X1の重さは125gで、日本国内では航空法の規制に該当するため、飛行させるには機体登録や航空法上の許可・承認が必要だった。


だが、欧米での人気も高かったようで、メーカーのZERO ZERO ROBOTICSは日本国内での展開のため、折りたたみ機構を廃止するなどして軽量化を図り、HOVERAir X1 Smartを日本市場に送り出した。


2024年の年明け以降、フェイスブックなどを通じた積極的な広告展開が功を奏し、3月7日から開始したクラウドファンディングサイト「Makuake」での販売は、わずか5時間で購入総額が3000万円を突破。4月3日時点では1億6000万円を超えた。Makuakeでの歴代購入ランキングでは、当然ながらドローンで1位、全体で見ても20位となっており、大ヒット商品といって差し支えないだろう。


HOVERAir X1 Smartについて、すでに使用レポート記事やユーチューバーによる使用動画が公開されており、性能やできることについては、本稿では簡単に紹介するに留める。


最大の特徴はAIを活用して被写体を認識し、様々な撮影を自動的に行ってくれること。筆者は実機が展示されている東京都の「b8ta Tokyo – Yurakucho」で実際に試してみた。「ホバリングモード」や「フォローモード」など各種モードを割り当てたボタンを選択したうえでメインのボタンを押すと、3カウントダウンのあとに自動的に飛行する。離陸後に安定してホバリングし、被写体の動きに合わせてラダー回転する様子は、ドローンの飛行を見慣れている筆者でも感心してしまった。


さて、HOVERAir X1 Smartがめでたく届き、さっそく飛ばしてみようと考えたとき、


「はて?どこなら飛ばせるのか」


今回はこの問題について考えたい。ヒントになるのはMakuakeの販売ページに書かれている「※事前に飛行禁止空域及び現地法令をご確認いただき、それ以外の安全な場所でご使用ください。」という文言だ。


(以下ではHOVERAir X1 Smartが飛ばせる場所の探し方について紹介します)

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