DRONE NEWS

2024.03.14

DRONE FUNDがエッジAI開発スタートアップ・エイシングへ出資

RONE FUNDは、エイシングへ、3号投資事業有限責任組合からの出資を実行した。ドローンにエイシング製AIを搭載することで効率的な飛行を目指す。

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  • エイシングのAIによりドローンが瞬時に環境変化に対応
  • ドローンが自己学習を通じて最適な制御を行うことを可能に
  • DRONE FOND大前氏「業界が切望していた課題を巧みに克服」

DRONE FUND株式会社(本社:東京都港区、代表:千葉 功太郎、大前 創希、以下:DRONE FUND)は、株式会社エイシング(本社:東京都港区、代表取締役:出澤 純一、以下:エイシング)へ、3号ファンド(正式名称:DRONE FUND 3号投資事業有限責任組合)からの出資を実行した。


エイシングは末端機器で推論を行うエッジAIの中でも、推論に加え学習も可能で、より軽量なエンドポイントAIを開発・提供しているスタートアップだ。


エイシングの開発するエンドポイントAIは、AIは学習機能と予測機能の両方をエッジ(末端機器)にもたせることが可能だ。クラウドAIでは豊富な計算リソースを活用可能である反面、予測時に通信遅延が生じることや、情報漏洩のリスクがある。


エッジAIでは計算リソースに制約はあるものの、予測時の通信遅延がなく、通信量も学習時に必要なだけだ。エンドポイントAIでは学習機能と予測機能の両方をエッジ側に持たせているので学習時の通信遅延もなく、情報漏洩リスクが極めて低いと言える。


エイシングがこれまでに開発してきた独自のAIアルゴリズムは、軽量かつ高速、高精度でありながらデバイス上で逐次学習が可能で、未学習データへの対応が可能。エイシングのAIをドローンに適用することで、ドローンが瞬時に環境変化に対応し、自己学習を通じて最適な制御を行うことを可能にする。これにより、安全性や効率性が向上し、新たな活用領域が広がることが期待できる。


DRONE FUND は、ドローンやフィールドロボットが当たり前のように社会に溶け込んでいる世界、「ドローン・エアモビリティ前提社会」の実現に取り組んでいる。エイシングへの出資により、ドローンやモビリティの安全性・効率性の向上を目指し、DRONE FUND 投資先同士のシナジー、LP 投資家との社会実装に向けた取り組みを加速させていく。


<エイシング 代表取締役 出澤 純一 コメント>

この度は、DRONE FUNDよりご出資いただきましたこと、心より感謝申し上げます。エイシングのビジョンに共感し、私たちの実績をご評価いただき、大変光栄に存じます。これまで弊社は独自のAIソリューションにより、従来の制御システムを高度化してまいりました。複雑な制御が必要とされるモビリティー領域において、DRONE FUNDがお持ちのドローンマーケットにおける専門的な知識と弊社のAI技術やノウハウを掛け合わせることで、今までにないレベルでの制御改善や性能向上が期待できると確信しております。今後もDRONE FUNDのサポートを受けながら、私たちはさらなる成長に向けて前進していく所存です。


<DRONE FUND 共同代表 大前 創希 コメント>

ドローンの社会実装を進めていくためには、ドローンの安全性や効率性の向上が必要です。AIという手段がありますが、ドローンは重量や電力消費などの面からハードウェア上の制約が大きく実装のハードルが高いものとなっています。AISingのソリューションは、超軽量かつ省電力ながらも高速性を誇り、業界が切望していた課題を巧みに克服した実装可能なソリューションであると判断し、投資を実行いたしました。私たちは「ドローン・エアモビリティ前提社会」の実現に向けて、AISingの支援を進めていきます。

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