DRONE NEWS

2024.04.25

CLUEが「DroneRoofer ユーザーフォーラム2024 in 東京」を開催

SNSなどでよく広告を見かける、屋根外装点検などをドローンを活用して行うソフトウェア。提供する企業が開催した交流会の模様をレポート。

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  • 榊原取締役「将来的にはDroneRooferだけで解決できる範囲でなく、個社ごとの課題解決を目指す」
  • リフォーム・点検事業全体のサポートへ機能を拡張していく方針
  • 会社別の依頼数を確認し会社全体の動きの可視化

2024年4月11日、建設業向けにドローンを活用した屋根外装点検を実現するソフトウェア「DroneRoofer(ドローンルーファー)」を提供するCLUEは、ユーザーを招待した「DroneRoofer ユーザーフォーラム2024 in 東京」を開催した。当日は100名を超える参加者に向けて、DroneRooferの今後の展望や活用事例の共有を行い、参加企業間の交流・意見交換の場として懇親会を実施した。

DroneRooferユーザーフォーラムでは、DroneRoofer及びCLUEの展望や、DroneRooferを積極的に活用し、成功体験を持つユーザー様の事例、集客や業務効率化、データの可視化や分析といった建設業界に従事する方の多くが抱える課題を解決する方法を紹介した。


オープニング 〜DroneRooferの歴史と未来をご紹介〜


榊原取締役による開会挨拶では、建設市場の課題解決のためにプロダクトを作ってきた開発時のエピソードや「将来的にはDroneRooferだけで解決できる範囲でなく、個社ごとのあらゆる課題解決を目指し、ユーザー様のパートナーとして課題解決に取り組みたいという想い」という思いを伝えた。


柴山執行役員開発部長は、DroneRooferの開発遍歴や今後の展望などを話した。現地調査における業務支援から、リフォーム・点検事業全体のサポートへ機能を拡張していく方針に沿って、飛行機能・積算機能・業務支援機能・赤外線ドローンの機体対応など、それぞれの観点でDroneRooferの未来を紹介した


ユーザー代表者によるDroneRoofer活用座談会

その後のユーザー代表者による座談会では、「DroneRooferを活用し、自社の強みをどのように展開させてきたのか」を題目とし、DroneRooferを活用してわかったリアルな変化についてパネルディスカッションを実施。


登壇者は、アーネスト(埼玉県/塗装業)の市川史織代表取締役社長、石井瓦工業(長野県/瓦、リフォーム業)の前田豊執行役員 営業部長 、峯岸工業(神奈川県/建築板金業)の峯岸政夫代表取締役社長の3名。


DroneRooferを活用したことで、導入前から持っていた強みやこだわりを強化したり、集客に活かすことができた具体的な事例が共有された。またその結果、どんな業務効率化の効果があったのか、競合他社やエンドユーザー・協力会社などのステークホルダーからの見え方がどう変わったかなど生の声が聞かれた。


3社とも違う業種、エリアで事業を行っているが、意外な共通点や相違点の発見があり、参加者にとって気づきのある座談会となった。


建設業界が抱える課題の解決をより幅広く。RooferCloudの活用事例セミナー

続いて、CLUEが提供するもう1つのソフトウェアであるRooferCloud(ルーファークラウド)の活用事例として、神松建設(大阪府/リフォーム業)の神谷康之代表が、業務効率化やデータの可視化について話した。


「RooferCloudを活用することで、見逃していた案件や元請会社からの依頼数の変化に素早く気づきフォローができるようになり、会社全体としても時期別の件数や、会社別の依頼数を確認し会社全体の動きの可視化ができるようになった。現調済みの案件を最後まで追い切るだけでなく、そこから新たな現調を獲得できた。今後はデータの可視化を活かした集客戦略の立案にも活用していきたい」

と展望をが語られた。


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