DRONE NEWS

2024.03.05

ACSLが自信を持つ新型物流専用ドローン「JP2」をレビュー

突如登場したACSLの新型物流専用ドローン「JP2」。従来機よりもペイロードが約2.6倍に増加し、これまでよりも運べる物の幅が増えそうだ。本稿ではACSL担当者のコメントを交えて、新型機のレビューを行う。

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  • 新型「JP2」は、まずレベル3.5飛行に使用
  • 機体サイズも従来機の2倍に
  • 配送物の積載方法も従来機から変更あり

2024年に入ってから、連日レベル3.5飛行に関するニュースがあり、ドローンによる物資輸送が社会実装に向けて確実に取り組まれていることを実感できるようになってきたのではないだろうか。


そんな折、 3月4日にACSLから驚きのニュースが発表された。


3月4日から22日まで、兵庫県豊岡市の出石郵便局配達区内で、レベル3.5飛行による荷物などの配送試行が行われる。主催は日本郵便で、ACSLが機体提供・運行支援するという座組だ。


従来であればACSLが参加する物資輸送の実証実験では「PF2」が使用されてきた。


だが、今回の配送試行で使用されるのは、新型「JP2」だ。突然登場した新型機体は話題を集めており、ACSLの株価も大幅続伸しているような状況だ。

物流オペレーションを考慮し、荷物の搭載等の簡便性や、社会受容性を意識したデザインとなった。第一種型式認証取得を想定した設計・仕様にもなっている

JP2と従来機PF2のスペックを比較してみよう。


最大の特徴はペイロードの増加だろう。補足すると、ペイロードとはドローンに積載することができる最大の重量のことだ。


JP2はPF2の約2.6倍となる4.5kgになった。PF2では宅配便等の80サイズ程度までを機体に搭載できるようになっていたが、ペイロードの増加により、100サイズ程度まで対応可能に。これに合わせて機体サイズも大型化しており、幅と奥行は概ね2倍、最大離陸重量は約2.5倍となった。なお、高さについてはほとんど変わらない。


配送物の搭載方法も変更されている。

(以下では荷物の搭載方法について、ACSL担当者の声について紹介します)

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