DRONE NEWS

2024.02.03

ニコン・トリンブル、ドローン画像からコンクリート損傷を自動検出する新システムを開始

測量・測位ソリューションの開発・製造・販売を行う株式会社ニコン・トリンブル(本社:東京都大田区、代表取締役社長兼CEO:丹澤孝)は、コンクリート構造物点検サポートシステム『SightFusion for Desktop(サイトフュージョン フォー デスクトップ)』の販売を開始した。手持ちの画像から、ひび割れ等を独自のAIと画像処理技術で自動検出する。

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  • ドローンやデジタルカメラの撮影画像、AIと画像処理技術を利用
  • コンクリート構造物の「ひび割れ」、「漏水・遊離石灰」、「剥離・鉄筋露出」を自動検出/計測
  • 近接目視点検を行っていた橋梁(床版、橋脚)等の点検時の省力化が実現

SightFusion for Desktopは、ドローンやデジタルカメラの撮影画像を利用し、AIと画像処理技術でコンクリート構造物の「ひび割れ」、「漏水・遊離石灰」、「剥離・鉄筋露出」を自動検出/計測するシステムだ。このシステムの利用すれば、ドローンやデジタルカメラでの撮影画像を使用することで、従来近接目視点検を行っていた橋梁(床版、橋脚)等の点検時の省力化が実現できる。また、高所作業車や足場設置・撤去などが不要となり、安全性が確保できる。さらに、人力による損傷図・数量表作成などの工数を軽減し、経済性や施工性の向上が図れる。


画像から劣化を検出する、シンプルなワークフロー


従来の点検手法では、損傷箇所をチョーキングしてクラックスケールで計測し、その後手描きのスケッチや撮影写真を元にCAD図面を作成する必要があった。


対してSightFusion for Desktopを用いた点検手法では、計測面の画像を結合させて、損傷を自動検出・計測する。別ソフトで結合した画像も使用可能だ。必要に応じて追加編集を行い、損傷図、CADデータ等の豊富な出力結果を報告書作成に活用できる。


SightFusion for Desktop製品情報

【販売開始日】

2024年1月12日(金)

【販売価格】

サブスクリプション商品です。

ご契約については、ニコン・トリンブル ジオスペーシャル事業部正規販売店へお問い合わせください。

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