Aviation

2024.03.22

JALがエアバスとボーイングから42機の新型機を導入

日本航空は2027年度から6年程度かけ、エアバスA350-900型、A321neo 、ボーイング787-9型機を導入していくことを発表した。画像やスペックとともに紹介。

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  • エアバスA350-900型機21機とA321neo11機を導入
  • ボーイング787-9型機を10機導入
  • 2024年1月に全損した代替機材に同型機A350-900(国内線仕様) 1機を追加導入

日本航空は、エアバスのA350-900型機21機とA321neo 11機、ボーイングの787-9型機10機の導入を決定した。これにより、北米・アジア・インドを中心に国際線の機材の増機・大型化が実現。2030年時点でフルサービスキャリア、LCCの事業規模を約1.4倍に拡大し、国際ネットワークの拡充と成長を実現する予定だ。


導入は2027年度から6年程度を見込み、最新鋭省燃費機材の導入を加速し、さらなるCO2排出量削減を進める。


国内線では、737-800型機の更新機材として2026年からボーイング737-8型機21機の導入を決定済。現在運航中の中型機、ボーイング767型機の更新機材として、JALとしては初めてエアバス A321neo 11機の導入を決定した。2028年から導入を開始し、羽田発着路線を中心に投入予定だ。


また、2024年1月に全損となったA350-900国内線機材の代替機材として、同型機のA350-900(国内線仕様) 1機を2025年度下期に追加導入することもあわせて決定した。


JALグループはCO2排出量削減目標(2030年度に2019年対比で総排出量10%削減、2050年度に実質ゼロ)の達成に向けて、今後も省燃費機材への更新を着実に進める。


【導入機数内訳】


【A321neoの概要】
エアバスA320neoシリーズは、現在、世界中で70以上の航空会社により3,000機超が運航されており、1万機以上の受注を受けている。


今回JALグループとして新規導入を決めたA321neoは、A320neoシリーズの中で最も長胴型となり、燃費の向上した最新エンジン(LEAP-1AまたはPW1100G-JM)を搭載。従来機であるA321ceoに比べて燃料消費量およびCO2排出量約15%削減が見込まれ、優れた経済性・環境性を有している。


また、標準仕様のエアバス・エアスペースにより機内の開放感が高まり、快適性が向上しているほか、静音性の高い最新のエンジンにより、機内の静粛性とともにICAO(国際民間航空機関)の定める航空機の騒音基準において最も厳しいChapter 14の基準に合致している。


【諸元表】

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