DRONE NEWS

2024.03.05

再生可能エネルギー開発にドローン技術を活用

シーラソーラーは、リブザクリエイティブと包括業務提携契約を締結。太陽光発電所の整備にドローンを活用するという。この提携により、両社のビジネスがさらに拡大する可能性がある。

日本最大の会員制不動産クラウドファンディング・プラットフォーム「利回りくん」を運営する株式会社シーラテクノロジーズ (NASDAQ:SYT)の完全子会社である、株式会社シーラソーラー(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:淵脇健嗣、以下「シーラソーラー」)は、リブザクリエイティブ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中西光希、以下「リブザクリエイティブ」)と「包括業務提携契約」を締結した。

シーラソーラーは太陽光発電所開発の知見に基づき、土地取得から法令確認、設計に至るまでのプロセスに特化している。一方、リブザクリエイティブはドローン技術を活用し、高精度かつ効率的な測量業務を提供する。


今回この業務提携を締結した背景には、安全な太陽光発電所の価値初における効率性の精度向上がある。太陽光発電所の建設には、適切な土地の選定から始まり、正確な情報に基づいた設計が不可欠だ。


両社が協力することで、土地取得から設計段階までのプロセスが迅速かつ緻密に行われ、開発プロセス全体の効率が向上すると期待されている。


実際、この提携により、土地の現地調査の精度と効率が大幅に向上した。例えば、従来の手法では1か月以上かかっていた山林の現況測量が、ドローンを活用することで半日で撮影が完了。1週間後には必要な情報を見られるようになった。


さらに、ドローンによる地形調査とレーザースキャン技術を組み合わせることで、土地の形状や構造、地勢、木々の配置などを正確に把握できるようになった。この技術革新により、従来の手法では活用が難しかった土地の一部を含め、より広範囲な土地を効果的に活用できるようになった。


これにより、太陽光発電所の開発に適した土地の選定や、設計段階での精度向上が可能となり、自然災害の影響を最小限にしつつ、全体の開発効率が飛躍的に向上する。


今後、日本の労働人口が減少している現状に鑑み、さらなる実証を行っていく。また、ドローンによる地形の迅速な3Dデータ化が防災対策の調査支援となることから、地域のハザードマップの作成や、災害発生時の状況把握などにも活用できる。


以上を踏まえ、シーラソーラーのDX技術を活用した自動化や省人化の取り組みを強化し、人手不足に柔軟に対応していく方針だ。

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