FLIGHTING KEYNOTE

2024.02.29

FLIGTHING KEYNOTE #002 実録!ドローンでもうかるビジネスは?

エアモビリティオペレーターの仕事ぶり、考え方などに動画で迫るLIGTHING Keynote。第2回はドローン大学校名倉真悟理事長が、今後注目するべきドローンビジネスに言及!

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  • ドローン大学校名倉真悟理事長が注目するべきドローンビジネスに言及
  • 「空撮」「農薬散布」が難しくなってきている
  • 「選ぶべき機体」も紹介

エアモビリティオペレーターの仕事ぶり、考え方などに動画で迫るFLIGTHING Keynote。


FLIGHTING KEYNOTE 第2回には引き続き、ドローン大学校名倉真悟理事長が登場。


ドローンスクール運営だけでなく、様々なドローンビジネスに対する見識が深い名倉氏。


今回の動画ではドローンビジネスの入り口として取り上げられる「空撮」「農薬散布」が難しくなってきていると警鐘を鳴らす。


またドローンユーザーを悩ます「選ぶべき機体」についても取り上げる。


今後、どんなドローンビジネスや機体に注目するべきなのか。


詳細は本編を視聴し、チェックしてほしい。


視聴料は500円となる。本編の視聴は下記から。

Vimeoオンデマンドでは購入前はティザー動画のみ再生されます。購入後に本編の視聴が可能です。


読めばティザー動画の中身がわかる!
「FLIGTHING KEYNOTE #002 実録!ドローンでもうかるビジネスは?」


名倉:空の産業革命に向けたロードマップを見れば、だいたいのことは書いてある。例えばこれから点検が増えてきますとか。そんな話、どこでも聞けると思うし、俺が言うべきことではないと思っていて。リアルなことを言ったほうがいいんちゃうかなって、僕は思ってるんですね。


名倉:分野的にいうと、空撮はやるなです。僕らも入校前の人や、受講中の人、修了生にも言うんですけど、空撮という分野はギャラがどんどん安くなっていってる傾向があるんですよね。これも一眼レフのカメラマンと同じで綺麗な空撮映像が撮れるドローンが年々安くなっている傾向があるわけじゃないですか。空撮をやっていてもどんどんギャラが安くなっていくから、マネタイズしにくくなっているのが目に見えてますよね。


名倉:農薬散布でも最近ではわりと近い現象が起きていて、僕らがドローンスクールを始めたころって農薬散布してる人たちは、1日頑張って働いたら「50万円稼ぎました」みたいな人もいなくはなかった。今は1日で10万円ぐらい。直接仕事を受けている人でね。そこからまた下請けに出していくと、どんどん安くなっていって、もう再下位になってくると、1日に1~2万円みたいな世界もあるんですけど。そう考えると5分の1になっているなというように感じたりもする。


名倉:これからドローンの業界がどうなっていくかを考えたときに伸びていくのは、シンクタンクが発表しているデータの通り、点検の分野が伸びていったり、農業ももちろん伸びていく。測量も伸びていくとは思うんですけど、必ずしもそれに沿って皆さんがビジネスを考えれば良いということとはちょっと違うということを、まず覚えておいてほしいですね。


YUMIKO:今後のドローン業界の展望を。


名倉:日本のドローン業界って30年ぐらい前からラジコンヘリをやっていましたとか、農薬散布をやってきたみたいな人がベースを作ってきているところがあると思うんですよ。つまりラジコン派生みたいな考え方なんですよ。地上から出てくるんですね。つまりラジコン派生みたいな考え方なんですよ。


でもドローン大学校の講師は、航空機のパイロットさんや戦闘機のパイロットさん、ヘリのパイロットさんが講師をやってくれているんですけど、そういう人たちはあくまで空の世界から来ているドローンの考え方なんですね。


名倉:これが相反するところがあるんですけども、お互いが融合しないと今後「空の産業革命」が進展する過程で人や物を運ぶときに事故が起こるよね。


YUMIKO:機体についてはどうですか?


名倉:中国製のDJIがあったりとか、アメリカ製のSkydioやAutelがあったりとか、いろんな機体メーカーがあるなかで、政府とすればやっぱり中国製の機体に対してあまりポジティブには考えてないんじゃないですかね。


名倉:国がらみの仕事をやっていこうとすると、国産やアメリカの機体を使ったほうがいいよねと考えます。つまり、セキュアな機体を使ったほうが良いと考えられるんですけど、一方でコスパや精度の高い事故の少ない機体って考えると、もしかしたらDJIのほうが良いかもしれない。


名倉:将来国力が弱くなっていく国の物を使うのと、国力が強くなっていく国の物を使うかということを考えた時に、やっぱり中国とか、それからその先インドなんかも、DJIを超える機体を作ってくると思います。そういうところの機体を使うほうが世界のビジネスの流れ的にいうと正しいわけです。


名倉:僕は正直ね、DJIを支持したほうがビジネス的には絶対成功するなと思っているんですよね。だけど……

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