DRONE NEWS

2024.02.28

国内初の農業ドローン教習所、ミヤモトオレンジガーデンが開校

愛媛県八幡浜市の農業生産法人、ミヤモトオレンジガーデンが、2024年2月に「スマート農業ドローンスクール」を開校した。

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  • みかん農家が農業ドローンスクール開講
  • 柑橘栽培に特化した独自カリキュラム「柑橘農業ドローンコース」
  • 修了生限定のコミュニティなどアフターサポートも


愛媛県八幡浜市で、みかん柑橘類の生産・加工・販売を行っている農業生産法人の株式会社ミヤモトオレンジガーデン(代表取締役:宮本泰邦)は、2024年2月に実践型農業ドローン教習所の 「スマート農業ドローンスクール」 を愛媛県八幡浜市に開校した。

ドローン国家資格(準備中)から農業ドローン技能認定に加えて、 みかん・柑橘栽培に特化した独自カリキュラムとして、 オリジナルコース 「柑橘農業ドローンコース」 、請負散布への対応が可能になる 「柑橘農業ドローンプロコース」も開講する。

柑橘園地での農業ドローン 
自社園地で栽培している温州みかん


※柑橘の農業法人が農業ドローン教習所を開講するのは国内初(当社調べ)
※柑橘オリジナルコースの技能認定は国内初(当社調べ)

<HPのご案内>
「スマート農業ドローンスクール」のHPはこちら。
https://www.orange-garden-inc.jp/drone/


■農業界の現状

農業における人手不足や耕作放棄地の増加は深刻な問題だ。少子高齢化が進み人口の減少、地方の産業の担い手が減っていっている我が国の現状を鑑みると今までの延長線上のまま進み続けることは難しくなってきている。


特に急傾斜地での栽培は農家の作業負荷が大きく耕作放棄園が急拡大している。そこでミヤモトオレンジガーデンでは農業ドローンによる最新技術を活用することにより、これらの問題を解決し、また次の担い手となる若手人材を確保・育成することで、持続可能な強い農業を目指していく。


そのために、農業法人による「スマート農業ドローンスクール」を開校し、より分かりやすく、より実践的に学べる環境 を作ることで、日本の農業に新たな技術を広めていく。

■事業概要

「スマート農業ドローンスクール」は、農業生産法人(株)ミヤモトオレンジガーデンが運営する農業用ドローンの操縦資格(技能認定)を取得できる教習所。


実際の柑橘栽培にドローンを活用してきた知見を生かし、みかん・柑橘栽培に特化したオリジナルコース「柑橘農業ドローンコース」、請負散布への対応が可能になる「柑橘農業ドローンプロコース」も開講する。


農家、農業関連事業者でドローンを導入したい、関心のある方はもちろん、農業ドローンによる請負散布などを新規事業で考えている他業種の事業者の方など幅広い方へ実践的なノウハウを提供する。

■本校の特徴

1.農地での操縦経験が豊富な講師による実践重視の指導
自社の圃場にてドローンによる農薬・肥料散布を実際に導入している農業事業者や、水稲などでの実践経験の豊富な講師達が、直接、少人数でしっかりと指導を行いる。実際にドローンを活用している経験のある講師陣のため、現場で求められる操縦技術や知識、現場で困ることを先取りして習得することができる。


2.農業法人所有の農地での操縦訓練

柑橘オリジナルコースの操縦訓練は本校の農業法人が所有する農地で行う。実際の農地の傾斜地での操縦体験を通して、他の教習所では体験することのできない、より実用的な操縦スキルを身につけることが可能だ。


3.充実したサポート

実際に自社でドローンを導入している農業法人だからこそ、ドローンの操縦技術だけではなく、農薬や肥料に関するアドバイスから補助金申請のサポートまで対応することができる。また、修了後はドローンの購入からメンテナンスまで一貫で対応する。


■想い・今後の展望

県内の柑橘園地では、防除を手散布に加えてスプリンクラーで行われているが、農業ドローンを活用することで、栽培作業の負荷を低減し、劇的に生産性を高めることが可能になる。


ただ、現状の農業ドローン教習のみでは実際の園地で飛ばす機会がないことや、現場のノウハウが不足している。これからの農業界の発展にはスマート農業人財の育成が急務であると考えている。ミヤモトオレンジガーデンはこれまで蓄積してきた農業ドローン活用のノウハウを自社内で閉じ込めるのではなく、教習を通じてスマート農業人財を育成することで、農業基盤強化、地域および農業界の発展に貢献していきたいと考えている。


また、修了生限定のコミュニティや、農薬・肥料散布のお仕事紹介、農薬・肥料の仕入れ先紹介など、修了後も充実したアフターサポートを提供する。

■ミヤモトオレンジガーデンに関して

ミヤモトオレンジガーデンは、愛媛県八幡浜市でみかん・柑橘類の生産・加工・販売を行っている。農業の国際認証であるグローバルGAPをみかん・柑橘では国内初で取得した。


ジュースやゼリーに加えて、オリジナル調味料である塩みかんなど6次産業化にも積極的に取り組んでいる。2023年3月に農業用ドローンによる農薬自動散布体制を確立し、みかん・かんきつ類の農家・農業法人では、国内で初めてドローンによる畑の測量から農薬自動散布までの全ての工程を社内で一貫して行った。(ミヤモトオレンジガーデン調べ)

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