Advanced Air Mobility News/Aviation

2024.02.26

空飛ぶクルマの社会実装を見据えたMaaSの取り組みが必要

ANAはMaaSを活用し、2024年2月から宮崎ブーゲンビリア空港利用者向けに宮崎交通と連携しデジタルチケット販売。航空会社におけるMaaSの取り組みとは?

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  • ANAは2020年からMaaSを活用
  • 宮崎交通と連携して空港から市内へ行くバスのチケットを販売
  • 航空会社におけるMaaSの活用方法とは?

ANA(全日本空輸)ではMaaS(Mobility as a Service)の仕組みを活用し、運航情報や搭乗口、保安検査場などのロケーション情報を経路検索機能に統合した独自サービス「空港アクセスナビ」を2020年から運用開始。延べ330万人以上が使用した。


2023年7月31日には空港アクセスナビを全面リニューアルし、新しいWebサービス「旅CUBE」がスタート。空港アクセスの検索だけでなく、ANAの航空券購入、さらには旅CUBEが提携している約70社の電車・バス・タクシーといった地上のモビリティを使用するためのチケット手配が可能になっている。

宮崎ブーゲンビリア空港と宮崎交通のバス車両、チケット画面


2024年2月1日からは宮崎ブーゲンビリア空港利用者の利便性向上を図るため、ANAと、宮崎県下でバス路線を展開する宮崎交通が連携。旅CUBE上で「宮崎ブーゲンビリア空港⇔宮崎市中心市街地への路線バス」のデジタルチケットの販売を開始した。

事前購入が可能なため、券売機などに並ぶ必要がなく、スムーズな旅行が可能になる。運賃はすべて片道で、宮交シティまで310円、橘通3丁目まで460円、宮崎駅まで490円だ。

旅CUBEの画面イメージ


(以下では空飛ぶクルマとMaaSについての関わりについて言及します)

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