DRONE NEWS

2024.01.05

千葉県東庄町のふるさと納税返礼品にドローン体験が登場

ドローンに前向きな気持ちで臨んでいる地方自治体や、地方自治体と関わりのある事業者は参考にしてほしい。

この記事を 行で
  • 千葉県東庄町がふるさと納税の新たな返礼品としてドローン体験チケットを提供開始
  • コスプレイヤーの空撮や、Inspire2などの操縦体験
  • 「ドローンの町とうのしょう」を目指す東庄町のドローンパークで行われる

千葉県東庄町がふるさと納税の返礼品として、ドローンの空撮や操縦体験が可能な体験チケットを提供開始した。
 
新たに提供される返礼品は、東庄町でコスプレイヤーを空撮するツアーやプロ向け用映像用ドローン操縦体験会、産業用ドローン操縦体験会、Mavic3飛行体験等の4つの体験チケットだ。
 
同町には「東庄町ドローンパーク」が開設されている。2022年11月9日に一般社団法人国際ドローン協会と廃校になった小学校の跡地を利用する契約を締結し、ドローンの国家資格が取得できる教習所として開校した。返礼品となる体験はすべてパークで実施される。パークは、「ドローンの町とうのしょう」を目指し、これまでにない拠点としてドローンに関係したあらゆる活動を行っていく予定だ。
 
2023年10月に「返礼品は経費を含めて寄附額の5割以下」「食料品における地場産品の基準の厳格化」が行われ、一時と比べると返礼品競争は下火になっている。その分、自治体独自のコストパフォーマンスがよい返礼品準備の重要性が増している。また、返礼品には自治体独自の「モノ」だけでなく、自治体でしか体験できない「コト」を設けるケースも増えつつある。東庄町では従前からドローン団体との付き合いがあったことから、今回の返礼品につながった。地域でドローンを使った取り組みを行い、自治体と関わりのある人たちにとって、地域活性化のアイデアとして、この取り組みは参考にしやすいのではないだろうか。

TRENDING STORIES