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2024.05.23

テラ・ラボが長距離無人航空機「テラ・ドルフィンVTOL」をジャパンドローン2024で披露

テラ・ラボは、航続距離1000kmを実現する固定翼型ドローン「テラ・ドルフィンVTOL」をジャパンドローン2024に出展する。

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  • 10時間以上、1000km以上の飛行を実現するモデルとして開発中
  • 滑走路が不要で垂直離発着を可能とする
  • 機体重量は40kg、巡航速度は70-150km/h

テラ・ラボは、航続距離1000kmを実現する「テラ・ドルフィンVTOL(垂直離発着可能な長距離無人航空機)」をジャパンドローン2024(2024年6月5日(水)~6月7日(金)、幕張メッセ)に出展する。


「テラ・ドルフィンVTOL」は、災害時には滑走路を必要とすることなく迅速に飛行でき、洋上の長時間飛行にも耐えられるよう剛性が高く設計されている。世界でも類を見ない10時間以上、1000km以上の飛行を実現するモデルとして開発を進めている。


テラ・ラボが開発を進める固定翼型無人航空機「テラ・ドルフィン(翼長4m)」はMPPモデル(Multi Purpose Platforms、多目的プラットフォーム型無人航空機)として開発されており、レシプロエンジンやジェットエンジンなど、推進装置や観測装置が選べ多様な用途に対応ができる。

テラ・ドルフィンVTOL


固定翼機はこれまで、長距離飛行ができる特性があり着目されていたが、離発着に滑走路が必要とされ、運用上の課題となっていた。そこで、長距離飛行ができる特性を活かし、滑走路が不要で垂直離発着を可能とする「テラ・ドルフィンVTOL」を実装化を目指す。

テラ・ドルフィンVTOL


テラ・ドルフィンは、「2019-2021度、地域復興実用化開発等促進事業補助金(福島県)」を活用し、プロトタイプによる飛行試験を実施。「2023年度、新あいち創造研究開発補助金(愛知県)」を活用し、垂直離発着可能な固定翼機として機体のグレードアップを行なっている。


■機体スペック
全長:2900mm
全幅:4300mm
全高:975mm
機体重量:40kg
巡航速度:70-150km/h

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