- 3種類のアシストスーツ「マッスルスーツ」を納品
- アシストスーツはモーターによるアシストなどで量物の持ち上げ時の負荷を軽減
- 圧縮空気やガススプリングを使用するモデルも
東京理科大学発ベンチャーのイノフィスは、開発する3種類のアシストスーツ「マッスルスーツ」計16台を、航空自衛隊百里基地へ納品した。
アシストスーツは、モーターによるアシストや人工筋肉、バネの反力等による荷重分散効果により、重量物の持ち上げ・下げ時に身体にかかる負荷を軽減する目的で開発された商品。物流、建設、製造、農業、医療、介護など様々な業界において、人の手による作業が必要な現場での身体負荷を軽減することができる。
昨今、人手不足や高齢化が深刻な社会課題として顕在化している中、作業時間の短縮や業務効率化、高齢者・女性の就労支援に繋がる一助として、アシストスーツ市場の拡大が期待されている。
2023年9月6日に防衛、経済産業両省による、安全保障分野への先端技術の活用を探るためのスタートアップとの意見交換会を契機に、航空自衛隊百里基地へ導入されることになった。航空自衛隊百里基地は、 首都圏に所在する唯一の戦闘航空団 (戦闘機を運用する編制部隊) を擁する基地であり、 約1500名の隊員が所属。航空自衛隊百里基地ではマッスルスーツを、機動的な展開や重い物資の早い輸送などに活用を見込んでいる。
納品したマッスルスーツは、⾐服のような着け心地で中腰作業を1日中アシストする「マッスルスーツSoft-Power」10着、圧縮空気を使用した人工筋肉が補助力を発揮する「マッスルスーツEvery」2台、腕上げ作業をガススプリングでしっかりアシストする「マッスルスーツGS-ARM」2台。
■「マッスルスーツSoft-Power」について
マッスルスーツシリーズで培った人工筋肉のアシスト技術をサポーターの背面部に組み込むことで、サポータータイプでは最強クラスの補助力を実現。また、身体への接触面積が小さいため暑さを感じにくく、夏場も気軽に着用できる。肩のバックルでサポートをオン・オフに切り替えることができるため、着用したままで車両運転もOK。一日中着用し続けていても疲れを感じない。
マッスルスーツ Soft-Power 公式ブランドサイト: https://musclesuit.co.jp/soft_power/
■ 「マッスルスーツEvery」 について
中腰姿勢を保つ、人や重い物を持ち上げるなどの作業時に腰の負担を低減するアシストスーツだ。最大 25.5kgf の補助力、重量は 3.8kg と軽量。電力を使用せず、圧縮空気を使用した人工筋肉が補助力を発揮するため、製造・農業・介護・物流・建設などの作業現場に利用できる。
マッスルスーツEvery 公式ブランドサイト:https://musclesuit.co.jp/
■ 「マッスルスーツGS-ARM」 について
ガススプリングによるサポートで、電力不要。屋内外問わず、さまざまな腕上げ作業シーンで活躍します。最大補助力は片腕あたり約 4.5kgf。ガススプリングを交換すれば、よりやさしいアシストにも調節可能。腕を下から支えてくれるような補助力で、重さや疲れを感じることなく、しっかりと作業に集中することができる。農業の摘果・収穫・剪定作業、建築業での蛍光灯や天井パネルなどの取り付け、施工や塗装作業などで起こる身体的負担感を軽減。
マッスルスーツGS-ARM 公式ブランドサイト:https://musclesuit.co.jp/gs_arm/
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