DRONE NEWS

2024.04.16

空飛ぶクロネコヤマト!? ヤマトホールディングスのドローン事情

専用貨物機「フレイター」を導入し、空の活用を模索するヤマトホールディングス。じつはドローンの開発も進めている。今後、クロネコが空を飛ぶ日がくるのか。

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  • エアバスA321-200P2F型の貨物専用機を運航し、東京と北九州、新千歳、那覇間で1日21便を運航
  • ヤマトホールディングスでは2018年からドローンの開発に注力
  • 2020年前半にも飛行するというが……

2024年4月16日お昼の記事で紹介した通り、ヤマトホールディングスは、日本航空(JAL)、スプリング・ジャパンと共同で、貨物専用機(フレイター)を運航し、専用の航空機を活用した貨物の輸送を開始した。

フレイターが飛行する様子(出展:プレスリリース)
フレイターが飛行する様子(出展:プレスリリース)


導入したのはエアバス A321-200P2F型。ボディや垂直尾翼にはヤマトホールディングスのアイコンであるクロネコが描かれている。東京(羽田・成田)―北九州、東京―新千歳、成田発那覇行き、那覇発北九州行きの4路線で、1日21便運航される。


ヤマトホールディングスでは、従来も旅客機の床下貨物スペースを利用して宅配便の輸送を行っていた。物流の担い手不足が深刻となる「2024年問題」解決の一環として、フレイターの導入を決めた。ヤマトホールディングスの長尾裕代表取締役社長は「初めての空へのチャレンジ。持続可能な物流を提供し、フレイターの強みを生かしたスピード輸送など、様々なお客さまにご利用いただける輸送スキームを構築する」と今回の取組の意義を語っている。


なお、運航を担当するのはLCCのスプリング・ジャパン。日本のLCCでは初となる貨物機の運航を担い「10周年という節目を迎える私どもにとって大きな挑戦。社会にとっても大変意義のある取り組みになると確信している。貨物専用機を高い定時性で運航する」(スプリング・ジャパン浅見達朗代表取締役社長)と鼻息は荒い。


トラックの印象が強いヤマトホールディングスだが、空の活用にも積極的に取り組んでいる。じつは貨物用ドローンの開発にも取り組んでいることをご存じだろうか。


(以下では、ヤマトホールディングスが取り組む空飛ぶクルマについて紹介します)

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