DRONE NEWS

2024.02.09

【能登半島地震におけるドローン支援は十分か?】 <後編 効果を発揮した空撮と今後の災害支援の形>

能登半島地震ではJUIDAが指揮し、ドローン関連5社が支援活動を展開。全2回でその模様をレポートする。後半では自衛隊と共同して調査を行ったブルーイノベーション、小型ドローンで倒壊家屋などを調査したLibrawareを紹介。

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  • ブルーイノベーションは空撮で自衛隊の活動を支援
  • Librawareは20cmの狭小空間を調査
  • 被災地での救援活動に必要なこと

元日に発生した能登半島地震。石川県輪島市の要請を受けて、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の指揮のもと、国内のドローン関連5社が同市内での調査や物資輸送などの初期災害支援活動を実施。各社の取り組みに関するレポートが発信された。それをもとに後編は、ブルーイノベーション、リベラウェラが行った活動を紹介する。

ブルーイノベーションは自衛隊と共同で活動に取り組んでいる。


輪島市光浦町では、土砂崩れにより海岸沿いの道路が寸断。1月6日には、寸断された道路の先に孤立者がいないか調査を行った。ドローンから送られるリアルタイム映像を自衛隊がチェックした。

土砂崩れによる孤立地域をドローンで上空から撮影(プレスリリースより)

孤立者がいた場合、自衛隊による徒歩での救援活動が行われる。ドローンの映像を確認することで、どのような物資が必要になるか判断できることが、改めて判明した。

(以下では災害時におけるドローン空撮の重要性や、物流ドローンの活用方法について紹介します)

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