Aviation

2024.03.27

「JAL Corporate SAF Program」 開始

JALは、2024年4月から「JAL Corporate SAF Program」を開始する。

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  • SAFを活用することにより創出されるCO2削減の環境価値を証書化
  • SAFによるCO2の削減率などが記載されたSAF証書により、CO2削減量を算出
  • 法人の利用者にCO2削減証書を発行

JALは、持続可能な航空燃料であるSAFを活用することにより創出されるCO2削減の環境価値を証書化し、JAL便を利用する法人の利用者に提供する新たな事業「JAL Corporate SAF Program」を2024年4月より開始する。


JAL Corporate SAF Program  https://www.jal.com/ja/sustainability/jcsp/


【プログラムの仕組み】


JALはこれまで、航空機運航による自社のCO2直接排出(Scope1)、および間接排出(Scope2)の削減に取り組んできた。本プログラムにより新たに、法人利用者のScope3(自社の活動に関連する他社の排出)の削減に貢献する。


本プログラムでは、SAFによるCO2の削減率などが記載されたSAF証書により、CO2削減量を算出しデータ管理してその環境価値を必要とする法人の利用者にCO2削減証書を発行し販売する。この証書は、第三者機関に妥当性確認を受けた透明性、社会的信用性を確保している。


本プログラムへの参加により、貨物輸送や従業員の出張による航空利用実績に基づくCO2排出量を可視化し、削減が可能となる。またこの証書はTCFD、CDPなどが求めるCO2排出量削減の開示情報算出に使用できる。


法人の利用者は本プログラムに参画することにより、航空業界の脱炭素化に向けたSAFの普及と拡大を通じて、持続可能な空の旅に貢献できる。


JALグループは、「全燃料搭載量のうち、2025年度に1%、2030年度に10%をSAFに置き換える」という目標の達成に向けて、国内外においてSAFの調達を進めるとともに、国内では業界の垣根を越えてステークホルダーと協働しながら国産SAFの製造・商用化に取り組み、SAFの活用拡大をさらに推進していく。

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